廃材を使って脱衣所に童話に出てきそうな収納棚を作ってみた


欲しいものは工夫して作ってみよう。

生きるための家具作りシリーズ、今回は脱衣所に収納棚を作っていきます。我が家の脱衣所には文字通り脱衣するだけのスペースにがあるだけというスーパーシンプルな場所。タオルや下着を収納したり、入浴前にメガネやちょっとした物を置けるスペース、タオル掛けなんかもあったら嬉しい!と妄想を膨らませ、大家さんの倉庫を例のごとく探検してきました


制作開始


拾ってきたものは、厚さ1.5cm、長さ360cm × 幅11cmの廃材。倉庫にはこんな感じの板材がゴロゴロあったので今後もいろいろ使えそう。





まずはイラレで脱衣所の幅や奥行きを元に最適なサイズの引き出し部分の箱を3つ分、この廃材から取れるようザックリ設計図を書いてみます。





設計図を元に丸ノコでカット。雨ざらしではなかったにしろ数年間放置され、表面が痛んでいたのでサンダー掛けもしておきました。板の幅が11cmだと思い込んでいましたが、場所によって短かったり長かったりしてカットしたものはみんな高さが微妙に違うという事態に。まぁ工業製品を作るわけでもないので多少の誤差はご愛嬌ということで。





次にカットした板材を真鍮釘で組んでいきます。





箱底面は同じく倉庫から拾ってきたベニヤ板を寸法通りカット&釘打ちして、





完成。この素朴感に手作り感…、意図せず童話にでてきそうなメルヘンな雰囲気になりました。いやいや、廃材も捨てたもんじゃないっすな。





次に以前筆者の作業ブースを作った時に余ったベニヤ合板の端材を下図のように4本分カット。さらに合板の表面の単板をノミで剥いで、





脱衣所の両壁に固定。合板の表面を剥いだのは、ちょうど入り口の柱の出っ張りに面を合わせるためでした。ちなみに壁にキズが付いている部分は、位置を測り間違えた上に釘打ちした際に板材を割ってしまい、がんばって釘抜きしたりと四苦八苦した跡。





次に倉庫で見つけた厚さ2cmの廃材を両壁ギリギリにカットし、サンダー掛けしたモノを先ほど両壁に打ち付けた板材の上に収納棚の天板/底板として渡します。底板のほうには三つの引き出しがまっすぐに引き出せるようレーン代わり釘を打っておきました。





天板と底板の間に先に作った三つの引き出しを入れて、棚下には庭で拾った枝をタオル掛けに、床には倉庫で見つけた竹籠をランドリーボックスとして設置して完成!材料費は真鍮釘とタオル掛けを吊るす麻紐のみで妄想通りのスーパーナチュラルな収納棚ができました。






脱衣所の収納棚なんかは既製品が市場に山ほどあるわけですが、やっぱり身の回りにあるものを工夫して自作するのは楽しいですね。サイズもぴったりで作れますし、愛着もわきますし。 次回は棚つながりで大家さんの倉庫に眠っていた朽ちてボロボロになった棚を食器棚としてリメイクしていきます。お楽しみに〜。

(本文おわり)


ムーミン一家のおうちにある家具とか改めて見てみたい。

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