前回、我家2階の夢の室内アウトドア空間をご紹介しましたが、今回はそんな空間を盛り上げるべく作られた(?)筆者のプライベート作業スペースをご紹介します!
きっかけ
約30kgの全財産をバックパックに詰め込んで日本を飛び出し、インド周辺諸国を放浪していた頃、その荷物の大部分を占めていたのが趣味の音楽機材でした。好きな場所で好きな事をしたいと自由気ままな旅生活の中で一日中部屋に引きこもって遊んでいたりもしましたが、どうしても旅中は荷物の制限がつきまといます。
“もっと大きなスピーカーがあったら”
“もう一台シンセが欲しい”
“もっといっぱい繋げられるミキサーがあれば”
“プレイしやすいテーブルでやりたい”筆者の場合、このように好きな事をやれる時間と環境が十分に与えられると欲求がさらに加速してしまう傾向があるのですが、単身バックパッカーには日の目を見ない要望ばかり。そんな中、この日本での田舎(山)暮らしが決まった際、どうしてもやりたい事リストの一つに専用ブースを作り、ちゃんとした機材で好きなだけ音を出して遊びたいという項目が追加されたのでした。
写真はネパール・カトマンズの宿でベッドを横倒しにしてLIVE用のテーブルとして使っていた時の様子。MacBook Air右隣のBOSEのモバイル用Bluetoothスピーカーも旅用途には十分すぎるスペックだったが音楽制作には…。
作ってみた
てことで制作開始。まずは家のオーナー様の倉庫からちょうど良さそうな作業台をゲット。幅が200cm以上もあって重さもヘビー級。高さが70cmと一般的なDJテーブルより低いので
角材を加工して高さ調整。
ホームセンターで四八(シハチ:1230mm×2430mm)と三六(サブロク:910mm×1820mm)のラワンランバーコア合板を購入し、テーブルの背面/側面カバーをイラレで作った設計図通りの寸法でカットしてもらい
インパクトドライバでネジ止めしてカバー完成。
合板の余りと倉庫に転がっていたベニヤ板を使って棚も制作。
そしてフロント兼モニタースピーカーにALTO TS110A、ミキサーは同じくALTOのZMX862を購入。ティッシュはサイズ比較用。
ということで全部組み合わせて完成!ネパール宿のベッド改造LIVEテーブルから劇的に進化を遂げました!あぁ…こういうの夢見てたんだよね、あの頃の自分よ!
ブース内。“ブース内”といっても正確にはこの家唯一の筆者用パーソナルスペース。間仕切りを取っ払ってオープン化した一階にはキッチンと縁側の食事スペース、そして相方さんの作業スペース、二階がキャンプサイト兼寝室。つまり筆者のプライベートな居場所はココのみ。日々のオシゴトもブログ更新もここでやるわけです。
合板の余りで作った棚は角材で高さ調整したテーブル下にジャストフィット。100円ショップで購入した不織布BOXや段ボールBOXもピッタリ入ります。収納の全くない屋根裏部屋には貴重な収納スペースなので、文房具から衣服までとりあえず私物はなんでも突っ込んであります。
背面カバーとテーブルの間には配線用のスペースが設けてあります。
ヘッドホンスタンドには100円ショップで売っているバナナスタンドを代用。SENNHEISERたん…なんかゴメンネ。でもなかなかお似合いよ…
筆者愛用のKORG volcaシリーズ。専用のサイドウッドパネルスタンドはインドにいた頃の思いつきで設計図だけ書いてインド人大工さんに作ってもらったもの。日本に戻ってきてから追加購入したvolca keysの分は近所の建具屋さんに頼んで作ってもらいました。まさにインドと日本の技術コラボレーション!ちなみにvolcaのノブの溝にはブルーに光る夜光塗料を塗ってみました。暗闇の中、各ツマミのパラメーターが一目瞭然で見た目もクール。…って埃まみれで言うのもなんですが。
アンプ内蔵の10インチウーハー内蔵PAスピーカーALTO TS110Aは本体サイズも迫力があり出力もパワフルです。おそらく一般家庭でフルボリューム再生すると警察沙汰になりそうな音量になりますが、音質は低音のボワつきも少なく、タイトで歯切れのよいサウンドはモニタースピーカーとしてピッタリ。(※個人の感想です) またスピーカースタンドのおかげでスピーカーの向きを自在に変えられるため、トラックメイキング中に自分の方へ向けておくとさらに幸せになれます。
ブース上にはLEDクリップライトにブルーの下敷きとカラーフィルムを取り付けて光色調整した自作スポットライトを設置。日が暮れて2階の照明群のスイッチを入れれば…
“家フェス”開場
昼はさわやかな2階キャンピングサイトが一気にCLUB仕様に!そして…
インド放浪中相方さんに買ってきてもらったモバイル用プロジェクターで映像をブース背面に投影しつつライブすれば2階は完全にフロアに変貌。外には民家も人も街灯すらない山小屋なのでクラブやフェス感を味わえる大音量で遊べます。いづれは音に連動する3Dプロジェクションマッピングにも挑戦したいですな。
DJ機材なんか持ってきてもらえば10人〜20人くらいまでのミニパーティーならやれそう。
またプロジェクターで動画を流せばミニ映画館にもなります。映像もサウンドもド迫力!ハンモックからのゆるゆる鑑賞もオススメ。
〆
いかがだったでしょうか?前回の少年時代に夢見た室内キャンプに続き、インドで夢見た理想のオトアソビ環境を実現させて大満足!…と言いたいところですが、実際には地道なブログ更新作業や日々の生活密着系モノ作りが忙しすぎてまだほとんど遊べておりません(白目 早く終らせて遊びたいような、こういうモノ作り自体が遊びなような…。
まぁ何はともあれ家フェスする前にもっとしっかり練習して、人前でちゃんと演奏できるようになりましょうね、フロウさん!
(本文おわり)
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