先月筆者の両親が我家に遊びにきてくれました。一泊していったのですが緑豊かな自然の中でのんびり羽を伸ばせてもらえたみたいでよかったです。ところで羽を伸ばすと言えば、うちのおとんは趣味で野鳥を撮り続けている野鳥カメラマン。定年後のセカンドライフを楽しむために数年前に始めたそうですが、実は最近知りました(小声
とはいえ、元々筆者がこの世に生を授かる以前からおとんは銀塩カメラで写真をバシバシ撮っていたそうで、先日実家に帰った時に当時のカメラやレンズの数々を見せてもらい、1年程前からカメラを始めた自分には感銘を受けました。
カメラを通して見えた親子の“共通点”
それまで写真と言ったらiPhoneで撮ってアプリで加工するくらいだった筆者でしたが、インド放浪中に手にしたSONYのミラーレス機NEX-5RとPENTAXのオールドレンズSMC PENTAX-M 50mm F1.7で写真の世界にちょうど片足を突っ込んだところ。被写体は違っても親子で共通の趣味を持てた事に嬉しくなりました。
そんなおとんからののサプライズプレゼントが冒頭写真。最近まで愛用していたというNikon D300のボディを始め、歴史も重量もズシリとくる望遠レンズZoom Nikkor ED 50-300mm F4.5にTAMRON 200mm F5.9、そして筆者がSMC PENTAX-M 50mmを購入する際、どちらにしようかと最後まで悩んでいた通称アトム(放射能)レンズのsuper takumar 55mm F1.8(※厳密には前期モデルなのでアトムレンズではない)
いや〜こりゃ本当にサプライズ!画像には写っていませんが他にも三脚のSLIK pro 700DX Ⅲも貰っちゃいました。有難や、有難や。
そんなおとんは現在野鳥を追いかけ西へ東へ日本列島をかけまわっている模様。写真はおとんのブログより拝借、今年の夏北海道遠征中に捉えた天然記念物“シマフクロウ”の美しすぎるエンジェルポーズ。まるで映画のワンンシーンを切り取ったような写真も素晴らしいですが、遠征中の一ヶ月間はずっと車中泊生活だったそう。定年を過ぎてなんというバイタリティ… 息子として頭が下がる思いですが、筆者の放浪癖も完全に遺伝だったことが判明しました。
下写真は我家についてからも部屋の中で鳥さんの出待ちをするおとんとそれに付き合うおかん。自由人なおとんが自由でいられるのも広い海のようなおかんあってこそ。実にお似合いでございます。ちなみにこの時おとんは痛風中でまともに歩ける状態じゃなかったのでせめて部屋から野鳥さんをぉぉ!とストイックさ全開にしていました。…息子的にいろいろスゴいものを感じますが、機材もスゴい。遠目からは、それなんてバズーカー砲?であります。
おとんの機材チェック
ボディーはNikon D4。…きっと筆者には今後も縁のないプロダクトでしょう(遠い目
レンズは800mm f5.6の超望遠。雲台はManfrotto 516、三脚はGizo 5型のカーボン製、スナイパーばりの照準機も装備して、嗚呼なんというハイスペック機材群。そしてシャッターぶれを抑えるプレートや迷彩カバーからはDIY臭がプンプン。興味の対象にガンガン攻めていく感じに、やはり遺伝的な何かをビンビン感じます!
〆
筆者の撮る写真は主に旅の風景やポートレート、ブログ用の説明写真などですが、これを機に野鳥や動物も撮ってみたいなと思いました。特に我家のまわりにはカワセミやクマタカをはじめ、鹿やイノシシ、サルなどの野生動物もいますし。
折角もらったNikon D300 。Nikonのレンズは市場に面白そうなのが沢山出回ってそうですし、今あるPENTAXのオールドレンズ達もマウントアダプタを買って使ってみても面白いかも。また今回貰ったTamronの200mmにはレンズ内に巨大なカビが発生していたので、またいつか分解掃除にもチャレンジしてみようと思います。お楽しみに!
(本文おわり)