岐阜の山奥に移住してもうすぐ2ヶ月。この間とりあえず家だけある状態からなんとか生活していくためにあれやこれや奮闘しておりました。そして今までTwitterの文字数では伝え切れないネタがある時のみ活用していた当ブログを腰を据えて運用して行くためにいろいろ準備していた時期でもありました。
今回から新規リニューアルオープンして、このブログのテーマでもある“工夫して生きる”日々の奮闘ぶりから海外放浪、音楽制作や写真などの趣味ネタなど僕の様々なライフログをマジメにアップしていこうと思っています。過去記事もある程度読みやすいように再編集してあります。よろしければこれを機にRSS登録などしていだければ幸いです。また基本的にコメント欄はとじてありますので、ご意見&ご感想等ございましたら、Twitterの方でお待ちしております。よろしければフォロー、シェアなどして頂けたらさらに幸いでございます。
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茅との奮闘
てことで一発目は開墾。移住したての頃の家の周りは見渡す限りの雑草天国でした。ここを実り豊かな畑にしてやろうと下見の段階から妄想していましたが、特に根が強力な茅の株がみっしり生えていてすでに気が遠くなりそう…。
それでも遥々インドから戻ってきた理由の一つに自分で作った野菜を腹一杯食いたいという想いが僕を動かしました。とりあえず移住決定後、オーナーさんが知り合いの方に草刈りを頼んでくれてスッキリはしたものの草抜きして根を断たなければ畑にはなりません。写真だと解りづらいですが軍手が乗っかっているシャベルに突き刺さっているラピュタのようなものが茅の一株。根が見えて浮いているように見えるのは周りを1時間以上掘り返した結果です。この後コイツをひっくり返し移動させるという大仕事が…。重さは数十キロはありそう。
写真のものはかなりのヘビー級ですがこんなクリーチャーを腰痛と手のひらにできた豆をひたすら潰しながら一週間近くかけてシャベルで掘り返しまくりました。その数は数十株以上、はっきり言ってトラウマレベルです。今でも茅の株を見ると膝がガクガク震えます。
畑スペースを作る
茅を始め諸々の雑草を根こそぎ抜き取り、とりあえず畑にする場所を作って行きます。たまに近くの田んぼの世話をしにくる村の方から「最初は畳一枚くらいから始めなさい」とご助言を頂いていたので家裏の敷地の端っこに深さ50cmほどの穴を掘ってみました。棺桶とか入りそう…。
そこに下から枯れた茅→土→落ち葉→ホームセンターで買ってきた苦土石灰→土をミルフィーユ状に数回重ねて
元通り。(※点線の部分)いきなり種なんか蒔けない状態の土なのでとりあえず土作りからスタートです。ただこれも素人の思いつきのアイデアなので果たしてうまくいくのかは神のみぞ知…、いや農家の人なら(ry
そして現在
わかりやすくビフォーアフター。
畑スペース以外はおもいっきり更地にしてやりました!真ん中の茶色い王蟲のようなオブジェはまさに開墾戦(いくさ)の残骸。根こそぎ抜き取った雑草、というか茅の山です。茅の株は通称天地返しといって引っこ抜いた根を逆さまにして乾かさないと脅威の生命力でそこから再び根を生やすらしいのですが、天地返しをしても裏側から青々とした新芽を生やし始めてます(怖 (※茶色い固まりの中の緑色の草部分) 恐るべし雑草魂…。
とはいえ、こんな風に積み上げておくと徐々に腐って行き、畑のいい肥料になるんだとか。一年以上かかると言われましたが。雑草といっても命、無駄にはしません。とりあえず毎日窓から少しずつ小さくなっていくであろうコイツを眺めてはあの辛い戦いの日々を思い出しすぎない程度に思い出す事でしょう。
畑スペースのその後
畑スペースはこんな感じ。一応三つのグループに分かれていて
左から
- 先に紹介した茅の枯れ葉+落ち葉+苦土石灰のミルフィーユ
- 根深い茅の根を掘り返していた時に出てきた粘土質に近い黒っぽい土の層をはぎ取った土に枯れ葉や苦土石灰をミックス
- 枯れ葉といっしょに元々地表にあった土を耕したもの。苦土石灰もミックス。
- 右下のベニヤ板の下には深さ40cmくらいの穴が空いていて生ゴミをコンポストさせてます。
現在3のスペースには相方さんの実家からやってきたバジルの苗がすくすく育っております。
またコンポストに投げ込んだカボチャ(の種)から芽がでて畑に植え替えました。
しかし残念ながらカボチャの収穫時期は9月頃(執筆時)らしく元気にすくすく育っているようにみえる我家のカボチャですが、実をつける運命ではなさそうです(悲
現在、家裏の敷地以外にもバジル第2グループや、
村の方から頂いた紫蘇なども育てています。
畑スペースには不定期に雑草やDIY作業で出た木っ端を燃やした灰や米ぬか、EM菌などを混ぜながら耕しています。冬はインドに戻る予定なので来年の春から本格的に作物を育てて行こうと計画していますが、ニンニクは秋頃に蒔いて雪の下で育ち6月頃収穫できるみたいなのでそろそろ蒔いてみようかなと思ってます。
〆
当初の想定通り荒れ地を開墾する事は本当に大変な作業でした。今回紹介した家裏以外に、家周辺ぐるりとシャベルを使って草抜きしました。毎日滝汗&ドロだらけになっても洗濯機がなかったのですべて手洗い(※相方様感謝です)。ワークマンで長靴やらつなぎの作業着やら業務用っぽい軍手やら買い込んでがんばりました。これでようやく下準備は整いましたが百姓への道はまさにこれからです。未来の豊作を祈願しつつ今は地道に土作りしていきます。あの茶色い王蟲を日々眺めながら!
(本文おわり)
酸性に偏りがちな土壌を植物の育ちやすい中性〜弱酸性にするための中和剤。土壌改良にいいそうです。